blog投稿② 腹痛について 川崎美奈
- 2022年8月5日
- 医師ブログ
かわさき消化器内科クリニック 川崎 美奈です☺
最近、急に天気が悪くなったり☔予報で雨のはずが晴れたり🌤…洗濯に悩むことが多いです((+_+))
現在、私は妊娠中ということで夜間寝れないときがあったり、早朝に覚醒したりすることも多く早朝覚醒するときは、院長の健康のためできる限りお弁当🍱を作るようにしています。
クリニックや病院のお手伝いを連日していた時は、あまり家事が好きでなかった私ですが最近はバランスのよい食事をよく考えるようになりました‼消化器内科医をしていると、よく患者様に
食事はどうしたらいいですか?と聞かれることも多く、この機会にさらに栄養を勉強し皆様にお伝えできればと思います(^_-)-☆
さてさて…
今回のブログ内容を考えていた時に、私の実体験も含めた皆様に身近に起こる可能性があるものがいいのかなと思い本日は、腹痛の中でも「過敏性腸症候群(IBS)」について簡単にお話できたらと思います。
私はよく小学生・中学生の頃に朝学校に向かうときお腹が痛くなることがあり、トイレにいくと痛みが消失するということが長く続きました。
そのころは特に親に症状を伝えることもなく「また、お腹痛くなった・・トイレに行こう」ということだけで終わっていました。
医学生になり、あのころの症状は過敏性腸症候群だったんだな~と思うようになりました。
過敏性腸症候群は大腸や小腸に器質的な異常がないにもかかわらず腹痛などの腹部症状と下痢や便秘などの便通異常と呈する症候群です。
原因としては、社会が複雑化するなかでストレスの増加などが発症の増加につながっている可能性が高いです。
最近、診察をしていると若い患者様の腹痛に遭遇することが多く、ストレス社会と消化器疾患の関連を実感しています。
そのような患者様に私が心がけていることは、「時間をかけて訴えを傾聴するということです。」
診察時間は少しかかってしまいますが、症状をくわしく聞き、寄り添うことが治療の第一歩であると考えているからです。
しかし悩ましいのが若年者の腹痛と言っても過敏性腸症候群だけでなく潰瘍性大腸炎やクローン病などの免疫疾患等の病気や稀に悪性疾患の可能性もあるため
その後、必要であれば各種検査や投薬をさせていただきます。
若い患者様は検査に抵抗がある事も多く、とくに胃カメラや大腸カメラといった検査に恐怖心があり、検査が必要なのに恐怖心が勝ってしまい受けない患者様も
多くいます。鎮痛剤(痛み止め)や鎮静剤(うとうとするお薬)を用いて比較的楽な検査が可能ですので、症状はある患者様は放置せずに積極的に
医療機関に受診いただくことをおすすめします。
消化器疾患だけでなく、気になる症状がおありの方はぜひ早めの医療機関受診をお願いします。
早期発見・早期治療が健康寿命に大きく関わっております☺
コロナ感染者数が大阪でもまだまだ終息の出口がみえない真っ暗なトンネルの中にいますが、皆様どうかお気をつけてお過ごしください‼