血便のおはなし
- 2022年9月13日
- スタッフブログ
早いものでもう9月になりました。
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
先日、帰宅時にお月様がとてもキレイで、中秋の名月でした🌕
今回のブログ担当は看護師Aです。
最近は、自分の時間がもてるようになったので、美容にはまっています。
先日、某美容クリニックにシミ取りと美顔レザーを受けてきました。
シミが徐々に薄くなり、毛穴も引き締まってとても満足です💛
さて、今回は血便についてお話をしたいと思います。
血便は便に血が混じっていたり、便が全体に真っ黒ぽかったり、見た目では
わからないほどの微量な血液が混じっているものなどがあります。
健康診断の便潜血検査で陽性となって、便に血が混じっているとわかる場合もあります。
血便は、消化管から肛門のどこかで出血がしているサインです。
血便にはいろんな種類があります。
💡鮮血便
肛門や直腸などからの出血が多く、真っ赤な血を含んだ便です。
💡暗赤色便
褐色や暗めの赤色をした便です。
大腸に奥のほうから出血していると、血が古くなって褐色のような
色に変わります。
💡粘血便
ドロっとしたゼリー状の血液が付着している状態です。
もしかしたら、潰瘍性大腸炎やクローン病かもしれません。
💡黒色便
便全体が黒っぽい便(タール便)です。
食道・胃・十二指腸からの出血が疑われます。
黒色便(タール便)が出た場合は、胃カメラ検査をお勧めします。
💡便潜血陽性
大腸がん検診や健康診断などで便を検査に提出し、目に見えない程度の血が混入していないか
どうかを判定する検査です。
この検査で陽性になった場合は大腸カメラ検査をお勧めします。
と、いろんな種類があります。
便潜血陽性などは、病気がかくれているかもしれません。
鮮血便では痔かもしれないとほっておいて、実は大腸がんでしたという方もいらっしゃいます。
お尻からでない血がでているのは、消化管の中で異常が起こっているのかもしれません。
例えば、
・胃潰瘍や十二指腸潰瘍
・小腸出血
・胃がん
・大腸がん
・大腸ポリープ
・憩室出血
・虚血性腸炎
・感染性腸炎
・潰瘍性大腸炎
・クローン病
など・・・
血便がでるようであれば、内視鏡検査をお勧めします。
検査はしんどくてツライと思うかもしれませんが、現在の検査はカメラ自体が細くなっていたり、
痛み止めやウトウトと眠たくなる薬を使用して、楽に受けられるようになっています。
私自身も2年前に、血便はなかったのですが腹痛が続いていたので、大腸カメラを受けました。
院長に大腸カメラをしていただいたのですが、見た目にはわかりにくいポリープが見つかり、切除して
もらいました。
今年また大腸カメラをする予定です😁
血便が出ているけど、どうしようと悩まれているかた、検査を受けたいけどと悩んでいる方、当クリニックに相談ください。
また、気になることや不安なことがあれば、スタッフにご相談ください😊