ピロリ菌について 院長 川崎正憲|かわさき消化器内科クリニック|大阪市平野区瓜破の内科・消化器内科・内視鏡内科

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ピロリ菌について 院長 川崎正憲|かわさき消化器内科クリニック|大阪市平野区瓜破の内科・消化器内科・内視鏡内科

ピロリ菌について 院長 川崎正憲

こんにちは。皆様いかがお過ごしですか?

今週、少し遅めの休暇をいただき、心身ともにリフレッシュできたような気がします。

コロナの感染者をみると、やや落ち着いてきてはいますが、重症者数・死者数は依然として多く、まだまだ予断を許さない状況です。

引き続き、当院スタッフ一同、感染対策に努めていきたく思っております。また当院では現在3回目4回目のコロナワクチンの接種もご予約可能ですので、ご希望の方はお問合せください。

 

さて、2回目のブログ更新とのことで今回は「ピロリ菌」についてお話いたします。

開院して一年が経過し、内視鏡検査を数多くの方に受けていただきましたが、気になったのが非常にピロリ菌の感染者が多いことです。

ピロリ菌は胃に生息する細菌であり胃・十二指腸潰瘍や胃癌の原因として知られるようになりましたが、それ以外にも血小板減少症、マルトリンパ腫など特殊な病気の原因にもなります。

感染の原因は、以前は井戸水からの感染が多かったのですが、最近はピロリ菌を持つ家族からの経口感染(ご飯の口移しやペットボトルの回し飲みなど)がほとんどです。

感染時期は免疫力が低く、胃酸の分泌の少ない幼少期(4-5歳まで)に感染しやすいといわれております。

感染し長く経過しますと慢性胃炎に移行し胃の粘膜の萎縮が進みます。慢性胃炎は胃部不快感や胃痛などを生じる方もいれば、無症状で経過することも多く、健診のバリウムで見つかる方もいます。萎縮の進んだ慢性胃炎は胃癌の原因になりやすいので注意が必要です。

ピロリ菌の検査は胃カメラ時にできる迅速検査や呼気・血液・便・尿で調べることも可能です。ピロリ菌の陽性が判明すると除菌治療に移ります。

ピロリ菌の治療は、抗生剤と胃薬を1週間服薬し治療可能です。中には抗生剤が効かず、除菌が成功しない方もいますが、2回目までの治療は保険診療で可能です。

3回目の除菌治療はは現在日本では保険治療はできず、自費診療での治療となります。当院でも対応可能ですので詳しくはお問合せください。

胃の違和感や痛みが続く方、また無症状でもご家族で感染者がおられる方はピロリ菌検査、内視鏡検査をお勧めます。

当院は8/25から通常診療となります。ご予約等は電話やWEBで可能でございます。予約外も対応しておりますのでよろしくお願いします。